奥津（おくつ）温泉

＜住所：苫田郡奥津町奥津＞　　　　　（泉質：アルカリ性単純泉）

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美作三湯の一つであり、吉井川上流に形成された静かな温泉地。
歴史は神話時代まで溯り、江戸時代になると、津山城主・森忠政公が
自分専用の湯船を作り一般の入浴を禁止した歴史を持つ。
その歴史の産物である鍵湯が今も奥津荘の男湯に残されている。

入浴してみれば納得。
殿様が独り占めしたくなる気持ちがよく解る名湯でした。
泉質の良さは全国でもトップクラスに位置しているそうです。

この辺りでは、５０メートルも掘ると温泉が沸いてくるほど
泉源が浅いらしく、下手に井戸も掘れないとか。

この吉井川の河原に位置する「河原露天風呂」は、
直ぐそばにある共同湯と上に位置する旅館からの余った温泉水を貯めた湯船。
ここで、毎週日曜と祝日の朝8時30分から15分ほど地元の
「足踏み洗濯保存会」の皆様が着物姿で足踏み洗濯を見せてくれる。
（季節によっては見れません。：冬場）

足踏み洗濯はかつてこの町に、熊や狼が出たために、立って見張りを
しながら洗濯したのが始まりと伝えられており、山里ならではの習慣の名残だそうです。

お湯の質はアルカリ性単純温泉で、漂白成分が含まれ、
美肌効果が高く「美人の湯」として親しまれている。
そのためか、良質なこの泉質を大手化粧品メーカーが化粧品の原料にしているとか。

湯上りには美肌効果が現れるかも・・・

また、2001年11月からは奥津温泉観光協会及び"湯巡り"可能な施設により、
温泉手形が1000円（税込み）で購入でき、この手形1枚で河鹿園、奥津荘、東和楼、
湯宿西西、民宿瀬音、花美人の里、大釣温泉　[7施設]中3施設が利用可能になりました。
手形の有効期限は無期限のため、後日利用も可能とか。
詳細は「関連URL」の「花美人の湯奥津温泉」からどうぞ。

低料金ではしご出来るんで、温泉好きにはポイント高いですね。


　　　「奥津温泉全リスト」

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★「花美人の湯」

花をテーマにした施設で、平成11年にオープンした。
奥津町で栽培された花が桶に入れられて浮かんでいる「花風呂」
アサガオやツバキなどの花を型どった浴槽の家族風呂がある。
外観、内装共に木を贅沢に使った建物。
肌がすべすべになる湯を満たした「花温泉」はゆったりした広さ。
露天風呂、大浴場、ジェットバス泡風呂など風呂の種類も多い。

　　　花美人の里　http://www.mto.ne.jp/hanabijin/

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★「河原露天風呂」

奥津橋のたもとに、24時間無料開放されている..混浴の露天風呂。
基本的に、洗濯のための湯船であるため、入浴はするものではないらしい。
知らずに入ってしまった・・・。ぬるくて寒かった。（５月）
開放感たっぷりなのはいいが、四方から丸見えになることは覚悟しよう。
（女性には勇気がいるかもしれないが、入浴していた人も見かけた・・・）
すぐ、横に混浴の共同湯がありこちらは入浴できる。

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★「奥津荘」

美作の国主：森忠政が鍵をして一般の入浴を禁じた「鍵湯」が男湯にある。
風格漂う建物で名湯を楽しみたい。

　　　奥津荘　http://www.okutsuso.com/

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★「河鹿園」

美作国主の別荘跡に造られた温泉宿。建物の中は赤い絨毯が敷かれており
明治初期の華族の佇まいを彷彿させられた。
著名な作家も訪れており、その作品が多く並べられている。

大浴場からは、清らかに流れる吉井川が眺められ疲れを忘れる。
（あまりの心地よさに1時間ほど寝てしまった。）
浴槽から溢れ出すほど湯量は豊富。

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「瀬音」　　

山を瀬に、渓流沿いに建つ宿の魅力は、1日2組までしか受け付けない家庭的なもてなし。
夏にはカジカの鳴き声が聞こえ、蛍の姿もたまに見られるという露天風呂は、予約して
独占して楽しみたい風情。
常連客の目当ては、主人が猟で射止めて調理してくれるヤマドリやキジ・イノシシなどの
料理で、猟の解禁とともに催促の電話が入るほどだそうです。（11月中旬解禁）
とくに、野うさぎのスキヤキは絶品とのうわさです。

また露天風呂では田舎らしい珍事も起きるらしく、浸かっていると上から栗の実が落ちてきたり
するそうです。

＜　写真・情報提供：　みみずく　様　＞

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「湯宿西西」　　

2000年8月にオープンしたばかりの新しい宿で、奥津温泉内では最大規模を誇る。
料理は、山里の素材を駆使した本格的なものだそうです。

以前は「貸し切り」は出来なかったはずの「露天風呂」ですが、最近は空いていれば
貸し切りも行ってくれる様になっているとか。
am10:00〜pm8:00まで可能という事で、入浴料が500円／人、貸切料が1000円。

画像でも分かる様に大理石を基調としており、雰囲気はどちらかいえば
ジャグジーみたいな感じでイマイチ風情に掛けます。

浴槽の上に掛けられている屋根から外れると客室から丸見え状態になるのが難かもしれませんが、
基本的には「混浴露天風呂」という事なので致し方ないのかも知れません。

＜　写真・情報提供：　みみずく　様　＞


　　

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■アクセス
　電車　/JR津山線津山駅から奥津行きバスで50分、奥津温泉下車
　　車　/中国自動車道車院庄ICから約28Km


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